<p>マネスキン、クイアベイティングとの批判に反論「ストレートだってメイクしていい」</p><p>マネスキン、クイアベイティングとの批判に反論「ストレートだってメイクしていい」</p><p>サードアルバム『RUSH』をリリースした記念にメンバー4人で“結婚式”を挙げたマネスキンが、クイアベイティングとの批判に反論した。</p><p>の当事者ではないのに性的指向の曖昧さをほのめかし、世間の注目を集める手法のこと。マネスキンのメンバー4人のうち、ベースのヴィクトリア・デ・アンジェリスとドラムのイーサン・トルキオはLGBTQ+コミュニティの一員だが、フロントマンのダミアーノ・デイヴィッドとギターのトーマス・ラッジはストレートであることを明かしている。メンバーによると、ダミアーノとトーマスが、LGBTQ+当事者のヴィクトリアやイーサンと同じように、ジェンダーフルイドな服装やメイクをすることにクイアベイティングであると非難されることがあるそうだ。 MTVビデオ・ミュージック・アワード2022に来場した際のレッドカーペットスタイルも注目を集めた。 ヴィクトリアは「(批判は)極端なことがあります。ステレオタイプと闘うクイアの人たちが、このようなレッテルを貼り、ヘイトを向けるなんてバカバカしいことです。実際に2人はストレートですが、だからと言ってメイクをしたり、ヒールを履くことができないなんてことはありえません」と主張。 デヴィッドも「僕とトーマスの行動は全て、いつでもクイアの2人(ヴィクトリアとイーサン)のフィルターを通しています。もちろん、全く同じ経験はしていませんが、LGBTQ+コミュニティの人たちと非常に近い距離感で日々暮らしています」「僕らは、好みが極端に分かれるタイプです。僕らを愛し、することを誇らしく思ってくれる人がたくさんいる一方で、逆に保守的で伝統的なロックファンやファシストは僕らのなすことすべてを憎みます」と続ける。 そしてヴィクトリアがこう述べる。「多くの人が本当に誇りに思ってくれています。ですがイタリアはとても保守的な国で、メイクをしたりハイヒールを履いたり、半裸になったりする人やストレートじゃない人がいることに恐怖を覚えるのです。ですが、そんなこと知ったことではありません」 Text: Tae Terai</p>