本日、米国などでM2/M2 Pro/M2 Maxチップを搭載した新型「MacBook Pro 14/16インチ」と新型「Mac mini」が発売されましたが、MacRumorsや9To5Macによると、M2チップを搭載した「MacBook Pro 13インチ」と「MacBook Air」のように一部モデルではSSDの速度が前モデルよりも遅くなっていることが分かりました。
SSDのパフォーマンスが前モデルよりも低下しているのが確認されたのは、256GBのSSDを搭載した「Mac mini」と512GBのSSDを搭載した「MacBook Pro 14インチ」で、ベンチマークアプリ「Blackmagic Disk Speed Test」でテストしたところ、「Mac mini (256GB)」は読み書き速度ともに約1,500MB/sで、前世代モデルに比べて30〜50%遅くなっています。
また、「MacBook Pro 14インチ」については、前世代のM1 Pro/512GBモデルは書き込みが3,950MB/s、読み込みが4,900MB/sだったのに対し、新型のM2 Pro/512GBモデルは書き込みが3,154MB/s、読み込みが2,973MB/sと、読み書き共に遅くなっています。
これは昨年に発売されたM2チップを搭載した「MacBook Pro 13インチ」や「MacBook Air」と同じで、NANDフラッシュメモリの数が同じ容量でも前世代までは2つ搭載(例:512GBモデルの場合は256GB×2個)されていたのが、新型では1つ(例:512GB×1個)になったことが要因で、「Mac mini」と「MacBook Pro 14インチ」ともに実際に本体を分解し、フラッシュメモリが1つになっていることが確認されています。
大容量ファイルを扱ったりしない限りは体感速度の違いはあまり分からないと思いますが、気になる方はベースモデルは避け、SSDの容量を1つアップグレードすることをオススメします。
・Apple公式サイト
・Mac mini
・MacBook Pro 16インチ
・MacBook Pro 14インチ
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