民主党の石井紘基衆院議員(当時、享年61)が右翼団体代表の男に刺殺されてから25日で20年を迎えた。
当時、党代表だった鳩山由紀夫氏が前夜にツイッターを更新し、石井氏の墓参に訪れたことを報告。「彼がやろうとしていた官制経済の利権構造の根本的改革の危険性を十分に理解せず、党代表として彼の命を守れなかったことを、今更ながら申し訳なくお詫び申し上げました」と投稿した。
官制経済の根本的改革
鳩山氏といえば政治家引退後のあまりの迷走ぶりに今や怒りを通り越して憐憫の眼差しで見ている人も多いだろう。泉下の石井氏もきっと大いに嘆いていたのではないか。
しかし、この日ばかりは何か石井氏の気迫のようなものが乗り移ったのか、ほんの一瞬だけ「正気」に引き戻したようにすら感じた。鳩山氏が言う「官制経済の利権構造の根本的改革」は、まさに石井氏の一丁目一番地の政策だ。
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