オリコン
■30周年迎えた今も「一寸先は闇」 “引退”よぎりながらも走り続けてきた原動力とは
映画『レジェンド&バタフライ』より
今年は他にも、4年ぶりとなる主演ドラマ『連続ドラマW ギバーテイカー』(WOWOWで放送・配信中)や、3月にニューヨークで上演される主演舞台『猟銃』など、47歳を迎えた今も幅広い活躍を見せる。「いつ辞めてもいい」と思いながらも、挑み続ける原動力は何なのだろうか。
「俳優という職業は、はっきり申しまして一寸先は闇ですし、不確実性の中で生きているような感覚があります。でも不思議なことに、それが楽しかったりもするんですよね。この30年を振り返ってみると、自分がどうのというよりも、共演者の方々の素敵なお芝居を間近で見て心が震えるということがとても多いように感じます。本作でも、濃姫が父の死の知らせを受けるシーンで、綾瀬さんが“こらえても涙が溢れて仕方がない”という素晴らしいお芝居をされたんですね。それを目の前で見た瞬間に“この作品に携わってよかった”と思いましたし、そうした体験こそが、一番のモチベーションになっているのかもしれません」
また、俳優を続けてこられた理由には、体質改善もあったという。
「2010年に医師の方にお勧めされてから、お砂糖を摂取していません。それ以来、大人のにきびがなくなりましたし、気分の浮き沈みもなくなりました。調味料はエリスリトールやキシリトール、羅漢果などを代用しています。以前は、引退を考えるほど常に不調で不機嫌で疲れやすい体質だったのですが、お砂糖をやめて、必要な栄養素を摂るようになってからは、メンタルも体もバランスを崩すことがなくなりました」
インタビュー中、笑顔と気遣いの言葉を絶やさず、口調、所作、佇まいすべてから美しさがにじみ出ていた。日本では、40代を超えてもなお、主演を張り続ける女性俳優は稀有だ。去り際には、「殿と姫をどうか宜しくお願いします」と告げていった中谷。自身と向き合う孤独の時間を大切にしながらも、いつも各務野のように誰かを想い、支え、尽くす彼女は、これからも多くの人が舞台の中心に立ってほしいと願う逸材であり続けるだろう――。
引用元: ・【芸能】中谷美紀「12年間、砂糖摂取していない」 引退考えるほどの不調変えた“砂糖断ち”でメンタルも安定 [フォーエバー★]
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