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<p>登坂車線の逆「右側付加車線」完成 試行から6年 危険な“左からの追越”は劇的改善 | 乗りものニュース</p><p>全部コレでいいんじゃね?との声も。 【登坂車線の逆「右側付加車線」完成 試行から6年 危険な“左からの追越”は劇的改善】</p><p>全部コレでいいんじゃね?との声も。</p><p>中央道 多治見IC~小牧東IC。左側が下り線(名古屋方面)で、右側付加車線が始まっている(画像:Google)。 多治見IC~小牧東IC間(内津峠PA付近)下り線の約3.7kmで導入されている方式です。上り坂となる区間で、通常は道路の左側に“登坂車線”として設ける付加車線を、道路の右側に設けるもの。道路の左側から第一走行車線、第二走行車線、付加車線という構成となることから“付加追越車線”などとも呼ばれます。 登坂車線は、遅いクルマに退避してもらい、交通流を妨げない効果を期待するものですが、この方式はその真逆で、速いクルマが自ら追い越しできるようにしています。これにより、車線利用率を改善するとともに、低速車の退避や合流をなくすことによる安全性の向上が期待されています。 この区間では2016年から試行し、2022年に恒久化工事へ着手。左側の路肩を大きくして緊急車両などがより安全に路肩へ停車できるようにしたということです。 右側付加車線の導入により、大型車の第一走行車線の利用率が向上。車線間の利用率も均等化し、従前の登坂車線で多発していた危険な“左側からの追越”は、63%から3%まで減少したといいます。 NEXCO中日本名古屋支社によると、右側付加車線方式は、この区間が現在でも日本唯一とのこと。ここでの試行が実現するまでにも、警察との協議などで2年を要しています。今回できた“完成版”右側付加車線区間の運用状況を見たうえで、他区間への展開を考えていきたいということです。 全国的にも「あまり使われていない登坂車線」が散見されます。その運用を見直す動きにつながるかもしれませせん。</p>