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<p>ミラージュよ本当に「蜃気楼」に……44年の歴史に幕 惜別三菱の伝統コンパクト! – 自動車情報誌「ベストカー」</p><p>三菱のコンパクトカー、ミラージュがすでに生産を終了した。同車ウェブサイトに2022年12月21日、記載されたことから判明したのだが、その44年間にわたるその歴史を振り返ってみよう。</p><p>三菱のコンパクトカー、ミラージュがすでに生産を終了した。同車ウェブサイトに2022年12月21日、記載されたことから判明したのだが、その44年間にわたるその歴史を振り返ってみよう。</p><p>今回、ミラージュを生産を終了したのは電動パワステに対する法規対応が困難なことが主な理由だという。今後は在庫車のみの販売になる。これまでに国内で約5万7000台、グローバルで約82万台を販売してきた現行ミラージュだが、その役割を終えて静かに幕を引こうとしている。 ■エリマキトカゲのCMで一世を風靡した2代目 そもそもミラージュは三菱初のFF車として1978年3月に初代モデルが誕生。3ドア/5ドアハッチバックと4ドアセダンがラインナップされ、4速MT車には「スーパーシフト」という2速の副変速機を備えていたのが注目された。 1984年に登場した2代目ミラージュが注目されたのはそのテレビCM。エリマキトカゲを起用して鮮烈な記憶を残している。ボディタイプは初代と同じく3ドア/5ドアHBと4ドアセダンに加え、ステーションワゴンとバンも追加されていた。 続く3代目モデルは1987年10月に3ドアハッチバックが登場。その後に4ドアセダンも登場し、兄貴分の6代目ギャランにも似た逆スラントノーズのフロントマスクを持ち、145psの直4、1.6LDOHCターボを積んだ「サイボーグ」がスポーツグレードとして脚光を浴びた。 1989年9月のマイチェンではサイボーグは160psにパワーアップし、2代目インテグラや4代目シビックのVTECモデルのほか、スーパーチャージャーを搭載したAE92型カローラレビン/スプリンタートレノGT-Zに伍するテンロクスポーツモデルとして存在感を発揮した。</p>