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 2022年も残りわずかとなった今日このごろ、F1の世界に今年もクリスマスがやってきた。F1公式YouTubeチャンネルの恒例企画『シークレット・サンタ』では、ドライバーたちがサンタ帽をかぶってプレゼントを贈りあった。

 F1ドライバーたちがリレー形式でクリスマスプレゼントを交換していくこの動画。互いを熟知した彼らは、今年も相手のことを考え抜いてプレゼントを選んだようだ。
 
 例えば最初に登場したエステバン・オコン(アルピーヌ)は、大好きなスパイダーマンのコミックを贈られ子どものようなはしゃぎっぷりを見せる。贈り主がダニエル・リカルド(マクラーレン)だと聞かされると、「君とまたすぐにグリッドで会えることを祈るよ」とエールを送った。

 そのリカルドが受け取ったのは、インスタントカメラと元ワン・ダイレクションのメンバー、ハリー・スタイルズのTシャツ。実は今年、ハリーがプライベートでリカルドのグッズTシャツを着ていたのが話題となっていた。意外と細かいニュースまでチェックしていたニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)によるギフトだ。

 2022年チャンピオン、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)には、シャルル・ルクレール(フェラーリ)から「僕の一番のファンへ」というメッセージ付きでF1ゲームが贈られた。よく見るとそのパッケージの写真はすべてルクレールのものに差し替えられているという特別仕様だった。

 微妙なプレゼントは他にもチラホラ。ケビン・マグヌッセン(ハース)は、アメリカGPでミラーが脱落したことでペナルティが課された(のちに撤回)フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に、そのままミラーをプレゼント。そういえばペナルティのきっかけとなる抗議を行ったのはハースだった。もしかしてまだ根に持っているのだろうか。

 そのアロンソからは、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)にすごろくゲーム、モノポリーのイギリス版が贈られた。移籍でイギリスに引っ越す前に地理を勉強してほしいという前任者からのメッセージに、「マシンだけじゃなくてモノポリーまでくれるなんて!」とジョークで感謝を伝えたガスリーだった。

 なかでも一番嬉しいプレゼントを受け取ったのは、角田裕毅(アルファタウリ)ではないだろうか。ランド・ノリス(マクラーレン)が彼のために選んだのは、親友ガスリーとの2ショット写真。角田は「一生大事にするよ!」と宣言し、笑顔をのぞかせた。

 ここでは紹介しきれなかったが、カエデの木やオレンジディスク旗、さらにはミツバチとの養子縁組証明書など、ドライバーたちは一風変わったプレゼントでクリスマスを祝った。一年間しのぎを削ったライバル同士による心温まるサプライズの全貌は、ぜひ動画でチェックしてほしい。

『F1シークレットサンタ2022』の視聴はこちら(Formula1.com)
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