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NHK党の浜田聡参院議員が先日、ドバイ行きの航空機で“機内出産”に立ち会ったことをツイッターで報告してネットで話題になった。この浜田氏の報告について、NHK党嫌いの一部ネット民から「作り話ではないか」と揶揄する声が上がったが、この航空会社はエミレーツ航空だったことがSAKISIRU編集部の取材で23日、明らかになった。

※画像はイメージです(Liderina /iStock)

機内出産の話題は浜田氏が20日(日本時間)、ツイッターに投稿。同僚議員のガーシー氏が滞在するドバイ行きの飛行機で搭乗中に、「ドクターコールがあったので行ってみたら、妊娠38週の妊婦さんの陣痛、破水まだ、とのことです。フライトは残り4時間ほど…。」と緊急報告した。

浜田氏(参院サイト)

浜田氏は東大大学院で教育学を学んだ後、京大医学部に入学。青森県内の病院で研修医生活を送り、政治家になる前は、岡山県内の病院で放射線科専門医として勤務していた。ドクターコールへの対応自体は2度目の経験だったそうだが、正常分娩の立ち会いは研修医時代以来という。

浜田氏はSAKISIRUの取材に対し「看護師や助産師含めて医療関係者は私1人でした」と、当時の緊迫した様子を振り返った。

実際のところ、私は現地で状況を聞いてほとんど何もできませんでした。分娩後の出血がさほど多くはなさそうであることを伝えたくらい」と浜田氏。乗務員らの奮闘で分娩は無事に遂行されたが、「現場では無力感を感じつつも、経験を共有することは重要と考えてツイートしました」と強調した。

エミレーツ航空機(Jetlinerimages /iStock)

今回の機内出産があったのはエミレーツ航空成田発ドバイ行きのEK319便。同社の妊婦の搭乗規定では、経過が順調で、医療上の懸念がない限り、妊娠29週目まで通常通りにフライト予約は可能だという。多胎妊娠では32週目以降、単胎妊娠では36週目以降の搭乗はできないとしているが、今回38週の女性が搭乗できた経緯についてはわかっていない。

エミレーツ航空はSAKISIRUの取材に対し、「乗客と赤ちゃんの状態は安定しており、ドバイに到着後、現地の医療スタッフに対応していただきました」と説明。「乗務員とお客様の健康と安全を第一に考えています」と強調していた。

なお、日本のJALやANAでは近年、機内出産のケースはないものの、両社とも出産予定日を含めた28日以内に登場する場合は医師の診断書提出を、7日以内の場合は医師の同伴を、それぞれ妊婦側に求めている。

浜田氏は「航空機内の分娩は決して珍しいことではない」と述べ、今回の反省も踏まえて出産対応のプログラムの再受講を検討しているという。