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<p>消費者物価指数 日銀が目指す上昇率なぜ2% 黒田総裁発言を読み解く | NHK | ビジネス特集</p><p>4月で任期が満了となる日銀の黒田総裁。しかし、任期中に2%の物価目標を達成することは難しいと述べています。でも、物価の上昇率が4%に達したというニュースをこの前聞いたような。 なぜまだ達成できていないのだろう?その疑問に答えます。</p><p>【NHK】日銀が今見ている物価の上昇率とは何のことなのか、調べてみました</p><p>なぜ、日銀・黒田総裁は“残念に”思ったのか? 1月23日 18時49分 日銀が目指す物価の上昇率、ご存じでしょうか。そう、2%です。ニュースでも「2%の物価目標」という形で出てきますよね。ところが、日銀が参考にする消費者物価指数の上昇率はとっくに2%を超えていて、今月20日に発表された12月のデータは何と4%に達しています。日銀の目標の実に2倍!それにもかかわらず黒田総裁は、「2%の目標を持続的・安定的に達成できていないことは残念に思う」と話しています。日銀が今見ている物価の上昇率とは何のことなのか。そもそもなぜ2%なのか。近そうで遠い2%をめぐる「謎」について調べてみました。(経済部記者 古市啓一朗) 「残念に思う」そのわけは? 黒田総裁は、「2%の目標を持続的・安定的に達成できていない」と話していましたが、日銀が参考にしている総務省の消費者物価指数(生鮮食品除く総合)は、去年4月から9か月連続で2%を上回り、去年・2022年1年間の平均も2.3%です。 数字の上では目標はクリアしているのに、それでも日銀が「目標を達成していない」と言い続けるのはなぜなのか。 1つは、いまの物価上昇は、資源価格の高騰と急速に進んだ円安が影響したもので、その影響が薄まる新年度以降は、上昇率が2%を下回る水準まで低下すると見ているからです。 黒田総裁の言葉でいえば「持続的・安定的」な物価上昇ではないということです。</p>