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「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。/次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ」。三好達治のわずか2行の詩「雪」は、暖かい家の中ですやすやと眠る子供たちと、その屋根にしんしんと降り積もる雪が想像される、なんともあたたかな詩である。冷たいはずの雪は、きらきらと輝きながら子供たちに柔…