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この時期になると忘れられない苦い記憶がよみがえる。それは6年ほど前の、年も押し迫った頃のこと。年賀状の印刷を終えた私はリビングの妻に声をかけた。「はがき出してこようか?」。「たまには手書きを添えたい」と言う妻に、それもいいかなとはがきを預けた。 2日後、私はテーブルに置かれたはがき…