nippon.com FNN 2023.01.23 07:00
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https://www.fnn.jp/articles/-/473906
力強さやカッコよさから、子どもたちに人気の昆虫、カブトムシ。生態は“夜行性”とされてきたが、常識を覆すような新説が唱えられた。
カブトムシは実は昼ごろまで活動できるが、オオスズメバチの脅威によって、夜行性を“強いられている”というのだ。山口大学大学院・創成科学研究科の小島渉講師が発表し、2022年11月、米国の生態学専門誌「Ecology」に掲載された。
■昆虫の王様、カブトムシが数分で退散
なぜこんな説を唱えたのか。発表内容などによると、小島講師は2022年8月中旬、山口県内のクヌギ林でカブトムシを観察していた。
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オオスズメバチに囲まれるカブトムシ(提供:小島講師)
当時は1本の樹木に10頭以上が集まって樹液を吸っていたが、午前5時ごろに数頭のオオスズメバチが来ると、カブトムシの脚にかみついて次々と木から落とし、数分で場所を乗っ取ってしまったという。
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樹液はオオスズメバチが占領(提供:小島講師)
さらに、地上に落下した後も攻撃する様子もあったとのことだ。こうした現象は、観察を行った 数日すべてで見られたという。
そこで、スズメバチ除けのスプレーを使い、明け方からオオスズメバチが近寄るのを阻止したところ、カブトムシの半数以上が正午まで、樹液が出る場所に留まり続けたという。こうした結果から、カブトムシは攻撃を受けなければ昼間も活動する可能性が示されたという。
カブトムシは“昆虫の王様”と呼ばれることもあるだけに、ネットでは「ショックだわ…」といった反応も見られた。力強いイメージにもかかわりそうなものだが、オオスズメバチとどちらが“最強”なのだろうか。
■樹液が出る場所は競争が起こりやすい
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オオスズメバチは顎の力が強いという
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オオスズメバチは脚をかむ(提供:小島講師)
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草むらなどに隠れているという
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カブトムシの面白さといえるかもしれない
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引用元: ・【生物】カブトムシは実は“仕方なく”「夜行性」!?天敵オオスズメバチがいなければ…新説を唱えた研究者に聞いた [家カエル★]
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