「H3」は、現在の主力ロケット「H2A」の後継機で、JAXAと三菱重工業がこれまでに2000億円余りかけて開発しています。
開発は最終段階で、先月には鹿児島県の種子島宇宙センターでロケットを発射地点に移して、エンジンを燃焼させる試験を行い良好な結果が得られ、打ち上げに向けた調整が進められていました。
そして、JAXAは23日に、初号機の打ち上げを来年2月12日に行うと正式に発表しました。
初号機には、災害状況の把握などに活用が期待される地球観測衛星「だいち3号」が搭載されます。
「H3」は、国内最大の全長およそ63メートル。
ロケットの打ち上げビジネスで海外に対抗するねらいから、
▽宇宙に運べる重量を、「H2A」のおよそ1.3倍に増強、
▽打ち上げコストを、現在の半分程度に抑える計画で、
8年前から開発が始まりました。
しかし、低コスト化を実現するため、構造をシンプルにした新型のメインエンジンの開発に難航し、打ち上げを2度延期していました。
アメリカなどが人類の宇宙進出の足がかりとして月を探査する、「アルテミス計画」にも活用される予定で、新たな国産の主力ロケットとして順調な滑り出しが見せられるか、初号機の打ち上げが注目されます。
高市科技相「打ち上げ成功へ万全の体制を」
宇宙政策を担当する高市科学技術担当大臣は、記者会見で「わが国の宇宙活動の自立性確保や、国際競争力強化のためにも重要で、他国の需要にも応えられるものになっていく。打ち上げ成功に向けてもうひと頑張りしていただき、万全の体制を整えてほしい」と述べました。
NHK NEWS WEB
2022年12月23日 12時39分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221223/k10013932181000.html
引用元: ・新たな主力ロケット「H3」初号機 来年2月12日に打ち上げ JAXA [香味焙煎★]
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