2020年10月からテレビ朝日が継続的に取り組んでいる『未来をここからプロジェクト』。
同プロジェクトが今年1月30日(月)~2月5日(日)、“より良い世界”と“新たな未来”を見据えた集中企画「未来をここからプロジェクト×SDGs」の第4弾を展開する。
今回もテレビ朝日の報道情報番組を中心に幅広いジャンルの番組が参画。前回に続き、地球レベルで大問題となっている「気候変動」をテーマに据えた渾身の企画や特集を発信していく。
また今回は、すでに始動しているテレビ朝日初の試み「未来をここからプロジェクト~南極ノート~」と連動した“南極特集”もお届け。
テレビ朝日では現在、記者2名が気候変動の現場ともいえる南極で第64次南極観測隊への密着取材を敢行しているが、その貴重な最新取材内容をもとにした企画や特集をさまざまな番組で発信する。
◆牛の“げっぷ”までもが地球を救う!?
「未来をここからプロジェクト×SDGs」の初日となる1月30日(月)からは、2月3日(金)まで5日間にわたり、帯の報道情報番組が独自企画を展開。
『グッド!モーニング』では、「林修のことば検定スマート」で気候変動や南極、SDGsにまつわる「ことば」クイズを出題。
また、『羽鳥慎一モーニングショー』では1月31日(火)、「温暖化でピンチに直面している日本の農漁業の取り組み」を特集。米や果物、水産物の品質異常が深刻化する中、試行錯誤する生産現場の努力と知られざる現状に迫る。
続いて、『大下容子ワイド!スクランブル』では連日、「難病と闘いながら、海洋ゴミをネイルアートにして蘇らせる女性ネイリスト」、「老舗かまぼこ屋を復活させた女子大学生」、「内戦が続くシリアの幼稚園を運営する男性」、「『おすそわけ食堂』で少子高齢化・地域課題の解決を目指す女性」、「雪不足が続くスキー場で脱炭素対策に取り組む人々」を紹介。
『ANNニュース』では、「飲食店の廃食油を持続可能な燃料に」や「紙の再生・リサイクル最前線」、「海洋ゴミ楽器集団・ゴミンゾク」などを取材するほか、「テレビ朝日記者が見た南極の温暖化」「全量撤去まで15年…南極・昭和基地の“埋め立て問題”」など南極に関する企画も放送する。
さらに『スーパーJチャンネル』では、「2003年に日本初の『ごみゼロ宣言』をした町の画期的な取り組み」や、「農業衰退問題からエネルギー問題、過疎化問題、環境問題まで…すべてを解決する日本発の技術=ソーラーシェアリング」、「牛の“げっぷ” で地球を救う!? 温暖化研究の最前線」を特集。日本で日々進化を遂げる対策の全貌を伝える。
そして『報道ステーション』では、「未来をここからプロジェクト~南極ノート~」の一環として、2月1日(水)に「究極のSDGs 南極のゴミ処理問題」、2日(木)に「ドカ雪は温暖化の影響?! JPCZ調査の最前線密着」、3日(金)に「今そこにある危機 南極氷床融解のメカニズムに迫る」について徹底取材。
昨年のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)報告では、将来的に南極で氷が失われ、海面が上昇する恐れがあると指摘。そんな中、日本の南極観測隊の調査で、海に張り出している棚氷の下に暖かい海水が流れ込み、氷を溶かしている実態が明らかに。
はたして、暖かい海水が氷河の下に流れ込むメカニズムとは? 南極で今回初めて運用される水中ロボット「MONACA」も取材し、南極で今起こりつつある危機と研究内容について深く分かりやすく伝えていく。
◆『サタデーステーション』では南極からの生中継も
続く2月4日(土)は、丸1日を通し全7番組が見応えたっぷりの特集をお届け。
『しあわせのたね。』では、放置された赤城山麓の森を手に入れ、週末に「ひとり森再生」に励む東京在住のビジネスマンを紹介。『ANNスーパーJチャンネル』では、気候変動・人口増加が起こる中、食糧安定供給のために注目される最新野菜工場のテクノロジーを取り上げる。
そして『人生の楽園 1時間SP』は、「故郷の再生」をテーマに2組の夫婦の移住生活に密着。
能登石川で里の伝統や風習を学びながら《和菓子カフェ》を開いた夫婦と、京都で《伝統的な舟屋町》を再生させた夫婦から、《持続可能な暮らしのヒント》を教えてもらう。
さらに、『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』には、「南極観測船『しらせ』を見てみたい!」と熱望する“働く船博士”の男の子が登場。
現役の砕氷艦「2代目しらせ」が分厚い氷をラミング砕氷している瞬間や、船内を見学しながら、博士ちゃんらしいマニアックな視点で南極観測船のあっと驚く構造や、観測隊員の航海生活を掘り下げていく。
また、『池上彰のニュースそうだったのか!!』では、「極地」ってどんなところ?/「昭和基地」って何するところ?/南極の生活ってどんな感じ?…という疑問について池上彰が徹底解説。
『サタデーステーション』では、南極料理人や観測隊員の生活など「南極『昭和基地』の暮らし」をフィーチャーした特集に加え、南極からの生中継も実施。南極滞在中のテレビ朝日記者が、基地での生活や最新の研究について現地から詳しくリポートする。
◆特番『発進!ミライクリエイター』も放送
2月4日(土)は、サンドウィッチマンの司会のもと世界や日本の未来を変えるかもしれない“若きミライクリエイター”を紹介するスペシャル番組『発進!ミライクリエイター』の第6弾も登場。
「南極からミライを変えるSP」と題した今回は、《「南極」×「宇宙」》という意外な切り口でお届け。というのも、実は南極で今注目されているのが「宇宙(火星)」の研究。そこには日本人ミライクリエイターの姿も。
というわけで今回は、南極で「月や火星で暮らすための家」の建築を試みる極地建設のエキスパート・チームと、南極でロケット型火星探査機の実験を行う研究者を紹介。さらに番組でおなじみ、二酸化炭素吸収マシン「ひやっしー」を開発して火星を目指す村木風海さんも参加し、南極から宇宙を目指す人たちを独自目線で深掘りしていく。
◆最終日は“気候変動×南極”に肉薄
「未来をここからプロジェクト×SDGs」ウィーク最終日となる2月5日(日)の『サンデーLIVE!!』では、人気コーナー「松岡修造のみんながん晴れ」で、第64次南極観測隊に参加している青年をリモート取材。昭和基地でCO2濃度のモニタリングを担当し、「氷床融解」の解明に意欲を燃やす彼の情熱に松岡がぐいぐい迫る。
そして、ウィークのラストを飾る『サンデーステーション 2時間SP』は、南極からの生中継も交えた「南極スペシャル」を放送。
元宇宙飛行士・毛利衛さんに「宇宙よりも遠い」と言わしめた南極の暮らしの実態を伝えるほか、地球温暖化の原因を歴史から探る「アイスコア研究」や、南極の今を知る「氷床融解調査」の様子を伝える。