Intelが2022年末から2023年にかけて発売を開始した700シリーズチップセットを搭載するZ790、H770、B760ですが、搭載されているI226-V LANコントローラーにバグがあるようで、インターネットが切断されるトラブルが発生しているようです。
Intel 700シリーズマザーボードに搭載されているI226-V LANコントローラーでネットが瞬間的に切れる不具合がある模様
Intelが2022年末から2023年にかけて700シリーズチップセットを搭載するZ790、H770、B760マザーボードを発売していますが、これらのマザーボードに搭載されているi226-V オンボード2.5GbEイーサーネットコントローラーに致命的なバグがあるようで、インターネット接続がランダムで数秒間切断される不具合が発生しているようです。
このi226-VコントローラーはIntelとしては2.5 GbEに初めて対応したi225-Vコントローラーの後継モデルなのですが、このi225-Vでも2.5 Gbpsで動作させるとインターネット接続が不安定になるという不具合が発生しており、i225-Vにおいてはハードウェア上の不具合だったため、ファームウェアアップデートでの修正は困難で、1Gbpsモードに切り替える事で不具合を回避する必要がありました。
今回のi226-Vコントローラーの不具合については12月頃からIntelやMicrosoft、ASUSやRedditなど多くの掲示板にインターネットが数秒間から瞬間的に切断される不具合が報告されているとのことです。この切断は短い時間であるため、ネットサーフィンやストリーミング再生などではあまり気付きませんが、オンラインゲームやテレビ会議、リモートデスクトップなど継続的な接続が必須となる作業においては致命的な問題となります。
この不具合が発生したかどうかはWindowsイベントビューアーに記録されているようで、イベントビューアーの中の『Windowsログ』⇒『システム』から『e2fnexpress』を検索し、『Intel Ethernet Controller I226-V, Network link is disconnected』と言うタイトルで詳細が『Intel Ethernet Controller I226-V, Network link is disconnected. Network link has been established at 1 Gbps full duplex.』と記録されていれば、i226-Vコントローラーの不具合が発生したと確認できるようです。
この問題についてはハードウェアなのかソフトウェアなのか原因は不明で、Intel側も不具合について何も発表は行っていないものの、ドライバーの最新化では解決せず、i225-Vの時の様に2.5Gbpsから1Gbpsへ速度を切り替えても不具合の解消にはつながらない事が明らかになっています。
そのため、現時点での解決策としては一部高価なマザーボードに搭載されている2つ目のLANコネクターに接続するか、安価なPCIe対応のネットワークカードを購入し、不具合解決まで耐えしのぐかの2択しか無いようです。
安価なネットワークカードでオススメは玄人志向の玄人志向 2.5GビットLANカード GBE2.5-PCIEです。
TP-Link製などでは1000円近い価格で売られているものもありますが、過去に不正な通信を行っていた事例などもあるためあまりお勧めしません。
すぐに買えるかは分かりませんが、新型PS5と言われている『CFI-1200』のエントリーがAmazonで開始されていますので、欲しい方は早めのエントリーする事がオススメです。
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