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花として仏壇へゆく道もある希望は聞かず春菊間引く 津市 川原田明子 <評>春菊の間引きという行為で人間の身勝手さを歌う。「希望は聞かず」に作者の心の声がある。単に春菊の歌ではあるまい。 線香の香りの中にわずか宿る私が忘れてしまったことが 豊橋市 太田貴大 <評>仏前で線香をあげつつ胸中…