感染性が消失した後も強い倦怠(けんたい)感や息切れといった後遺症(ロングCOVID)が残るケースがあります。
そんなCOVID-19の後遺症の1つに、頭がぼーっとして認知的な問題が生じる「ブレインフォグ」がありますが、
このブレインフォグを既存の薬の組み合わせで治療できるという研究結果が報告されました。
COVID-19から回復した人の一部は、頭の中にもやがかかったようにぼんやりしてしまう「ブレインフォグ」を経験します。
イェール大学の神経学助教であるArman Fesharaki-Zadeh氏はロングCOVID患者の治療を行う中で、
外傷性脳損傷やPTSDの治療に使用してきたグアンファシンとN-アセチルシステインという薬の組み合わせが、
ロングCOVIDにおけるブレインフォグを治療する上で有効ではないかと考えるようになったそうです。
2020年6月に重度のブレインフォグを訴えるロングCOVIDの患者を診察した際、Fesharaki-Zadeh氏はその症状が脳しんとう後の患者に見られるものと似ていることに気づきました。
そこで、外傷性脳損傷の患者に処方されることが多いN-アセチルシステインで治療を試みたところ、患者はすぐにエネルギーと記憶力の改善を報告したとのこと。
さらに、N-アセチルシステインとの相乗効果が期待できるグアンファシンを加えたところ、ブレインフォグの解消に効果があることがわかりました。
グアンファシンとN-アセチルシステインの組み合わせがブレインフォグの正当な治療法として確立されるには、より大規模な臨床試験が必要です。
しかし、2つの薬はすでにアメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を受け、長年にわたり使用されてきた薬であるため、医師が処方を決めればすぐに患者が入手できるとのこと。
Fesharaki-Zadeh氏は、「ロングCOVIDの治療法が不足しているため、患者でこの治療の利点を見続けるにつれ、この情報を広めることが急務だと感じました」
「研究試験に参加するのを待つ必要はありません。あなたは診察を受けている医師に尋ねればいいのです。これらの薬は手頃な価格で広く入手可能です」と述べました。
引用元: ・【コロナ感染後遺症研究】頭がぼーっとして集中できなくなる「ブレインフォグ」を既存の薬で治療する方法が報告される [クロケット★]
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