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朝井清「広島の夕焼」(1945年ごろ、広島平和記念資料館蔵) 版画家の朝井清(1901~68年)は、原爆投下の翌朝、爆心地付近に住む姉を捜しに広島市に赴いた。捜し疲れて座り込んだ時、美しい夕焼け空が眼前に広がった。同時に、大破した産業奨励館(原爆ドーム)、累々と横たわる亡きがらが無情にも鮮…