Gmail は、悪質で迷惑なメールをブロックし、安全安心なオンライン環境を整えています。
人との集まり、贈り物選び、飾り付けや、寄付など、年末年始は多忙な時期です。そんな時に、インターネット上のアカウント情報や金銭を盗み出そうとするスパムや詐欺への対応に時間を取られるのは、誰もが最も避けたい事態です。
このような詐欺は常に厄介な存在ですが、年末年始にはその傾向がより一層強まります。そこで Google では、こうした脅威を阻止するために 24 時間体制の専門チームを結成しています。Google は、1 日に約 150 億通の迷惑メッセージから Gmail ユーザーを保護し、スパム、フィッシング、マルウェアの 99.9% 以上をブロックしています。しかし、年末年始には、こうした悪意ある活動は、ペースが落ちるどころか加速します。
そこで、年末年始に注意すべきメールの種類と危険信号について、簡単にご紹介します。
1. ギフトカードや景品
ショッピング シーズンが本格化すると、ギフトカードや景品に関する詐欺が多発します。詐欺師は、時には知人を装って人を騙しギフトカードを購入させようとしたり、無料の景品で気を引いてクレジットカード情報の提供を求めたりします。遠方にいる友人からギフトカードを購入するよう促すメールが届いたら、すぐ本人に連絡して真偽を確認しましょう。また、あまりにも高価な景品は、詐欺の可能性があります。
2. 慈善活動
寄付のシーズンでも攻撃者は手を緩めません。それどころか、年末年始には、慈善活動に関連する詐欺やフィッシングが増加し、詐欺の被害者と寄付を受け取るはずであった慈善団体の双方に被害が及びます。ニュースで取り上げられた話題の慈善団体や、聞き覚えのある団体名であっても、個人メールでの連絡や直接送金を要求する人物には十分注意してください。
3. 属性ターゲティング
最も悪質な詐欺の中には、特定の個人をターゲットにするものがあります。これらの詐欺は、個人の生活や身分に関する要素を含んだメッセージを用いるため、あなた個人に宛てられたと感じるかもしれません。近所の PTA 役員へのなりすましや、特定の年齢層をターゲットにした詐欺メールなど、年末年始は個人情報にもとづく悪質メールに注意する必要があります。
4. サブスクリプションの更新
年末が近づくにつれ、サブスクリプションの更新を促す詐欺が急増することがあります。特に悪質なのは、アンチウイルス サービスを装ったメールで、セキュリティの向上を約束して被害者を誘い込むものです。詐欺の中には、非常に説得力のあるメッセージが含まれていることもありますが、常に送信者のメールアドレスを確認してください。違和感がある場合は、詐欺の可能性があります。
5. 暗号資産の詐欺
年末年始には、暗号資産に関する詐欺が横行する可能性もあります。よく見られるのは、仮想通貨ウォレットを使用し、脅迫的なメールで支払いを要求する内容です。Gmail が脅迫めいた文面を検知してユーザーに警告することもありますが、被害を未然に防ぐためには、こうしたメールの見分け方を知っておくことも大切です。主な危険信号として、誤字脱字がある、送り主のメールアドレスが不自然、支払いを要求してくる、などの特徴があります。
Gmail では、高度なフィッシングやマルウェアを抑える機能がデフォルトで設定されているため、ユーザーを悪質な詐欺や迷惑メールから保護します。詐欺対策は終わりのない課題ですが、Google のツール、およびセキュリティの専門家は常にデータを精査し、新しい攻撃手法を把握して、最先端のセキュリティ保護機能を構築しています。Gmail のセキュリティ保護機能については、こちら のウェブサイトをご覧ください。
最後に、詐欺被害を防いで年末年始を安全に過ごせるよう、以下の基本ルールを覚えておきましょう。
時間をかけて考える – 詐欺でよく使われる手口は緊急性をあおることです。慌てずに疑問点を尋ね、よく考えましょう。
裏を取る – 受け取った内容が本当かどうか、ほかの情報をあたって確かめてみましょう。相手の言う内容に不自然な点はないですか?
大切な情報は送らない – 信頼できる個人や団体であれば、その場で支払いや個人情報を要求することはありません。