作家、北杜夫さん(故人)のベストセラー「どくとるマンボウ航海記」には、薬味のワサビにちなんだ印象的なくだりがある。遠洋漁業の調査船に船医として乗り込んだ際、食事には連日マグロのトロが供された。だが船にワサビはなく「もし入手できるのだったら、魂の二つや三つ平気で売りとばしてしまった…
作家、北杜夫さん(故人)のベストセラー「どくとるマンボウ航海記」には、薬味のワサビにちなんだ印象的なくだりがある。遠洋漁業の調査船に船医として乗り込んだ際、食事には連日マグロのトロが供された。だが船にワサビはなく「もし入手できるのだったら、魂の二つや三つ平気で売りとばしてしまった…