2022/12/21 10:00 (JST)
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2022年春、女子大として全国初の工学部が国立奈良女子大(奈良市)に開設された。
工学部で学ぶ女性は全国的に極端に少なく、少数派であることに耐えてきた女子学生らに伸び伸びとした学びの場を与えたいという大学側の強い思いがある。
1期生からは「共学の工学部には居場所がないと思った」「(奈良女がなければ)工学部を諦めていた」との声が上がる。
奈良女は、「男社会」とされる工学の世界を志す女子たちの救世主となるのか。
(共同通信=水谷茜)
⬛国内で二つしかない国立女子大
奈良女は、2013年のNHK連続テレビドラマ小説「ごちそうさん」で俳優杏さんが演じる主人公が通う女学校のロケ地として使われた。薄緑色の柱と赤い屋根の門が特徴だ。1908年に設置された奈良女子高等師範学校が前身で、1949年に大学に。お茶の水女子大とともに、日本で二つしかない国立女子大の一つだ。
7月に電子工作の授業をのぞかせてもらった。さまざまな電子部品が配置された基板上でケーブルに電球をつなぎ、パソコンで書いたプログラムで動かす。「ここの数字を変えると光の動きが変わった」「こことここをケーブルでつなぐんじゃないかな」。声をかけ合いながら、50人近くの学生が課題に取り組んでいた。
奈良女を含めた全国の女子大で、建築や情報系などの分野は学科やコースという形で学べるが、学部として工学部があるのは奈良女だけだ。
⬛つきまとう「男性の学問」という印象
女子大の歴史を安東由則武庫川女子大教授に聞いた。安東教授によると、制度上、女性が大学への入学を許可されるようになったのは戦後になってからだ。
津田塾大や東京女子大などの一部私学が先行し、少し遅れて国立のお茶の水女子大と奈良女が開学した。
いずれも戦前の専門学校や師範学校が形を変えたもので、教員のほか「良きお嬢さん」「良き妻」の育成という位置づけは色濃く残り、工学部は必要とされなかった。
国力増強を目指して実用的技術などを開発する技術者養成の色合いが強かった工学部には「男性の学問」という印象がつきまとう。
工学部は多額の設備投資が必要で、安東教授は「90年代以降、それまでの文学部と家政学部ばかりという状況から新学部・新学科が次々に生まれる中でも、女子の進学比率が圧倒的に低かった工学部を作る発想はなかったのでは」と分析する。
※全文はソースでご確認ください
引用元: ・全国初の女子大工学部!「男社会」に悩む工学女子たちの救世主となるか? 奈良女・工学部「1期生」の思い [煮卵オンザライス★]
女の集団苦手だと思う
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