冷え込み厳しい冬の早朝。福岡県八女(やめ)市にある創業約300年の蔵元「高橋商店」のこうじ室(むろ)は30度を超え、汗ばむほど蒸し暑い。室内に置かれていた8段積みの杉材の箱には、こうじ菌をまぶした蒸米(むしまい)が入っている。この「こうじ造り」は、日本酒の味を決める重要な工程と言われる…
冷え込み厳しい冬の早朝。福岡県八女(やめ)市にある創業約300年の蔵元「高橋商店」のこうじ室(むろ)は30度を超え、汗ばむほど蒸し暑い。室内に置かれていた8段積みの杉材の箱には、こうじ菌をまぶした蒸米(むしまい)が入っている。この「こうじ造り」は、日本酒の味を決める重要な工程と言われる…