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 12月20日、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権を運営する一般社団法人SFLアソシエーションは、2023年から3年間のコントロールタイヤとして、ハンコックタイヤを採用することになったと発表した。ハンコックは2009〜2010年に前身の全日本F3選手権のタイヤ供給を行っていた実績がある。

 若手の登竜門カテゴリーとしてこれまでF1やインディカー、WECなど世界のトップカテゴリーで活躍するドライバーを輩出してきた全日本F3選手権が、2020年からシリーズ名称を変更したのが全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権。ヨーロッパで開催されているユーロフォーミュラ・オープンと同じダラーラ320シャシーを使うが、スーパーフォーミュラへの準備としてだけでなく、ダウンフォースが大きいGT500や最新のGT3に乗るための準備として欠かせないカテゴリーとなっている。

 そんなスーパーフォーミュラ・ライツは、全日本F3時代の1988年から2008年まではブリヂストンがワンメイクタイヤを供給。2009〜10年はハンコックが、2011〜2019年はヨコハマがワンメイクタイヤ供給を行ってきた。SFLアソシエーションでは2022年の契約満了にともない、2023年からのコントロールタイヤについて厳正な選定作業を行ってきたが、今回JAFモータースポーツ部・レース部会で承認され、2023年からハンコックがスーパーフォーミュラ・ライツのコントロールタイヤとして選定された。

 ハンコックは現在日本国内ではENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookにタイヤ供給を行っているほか、先述のとおり2009〜10年に全日本F3にタイヤ供給を行ったほか、ヨーロピアンF3で長年タイヤ供給を担ってきた実績がある。2023年からは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権のタイヤも担当する。

 すでに2023年のスーパーフォーミュラ・ライツに向けては、トヨタ、ホンダの育成ドライバーの参戦が決まっているほか、外国人ドライバーの参戦も噂される。ワンメイクタイヤメーカーの変更が新たな戦力図を生むのか注目を集めるところだ。

2010年全日本F3オートポリス 競り合う嵯峨宏紀、国本雄資、山内英輝
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2009年全日本F3第3戦・第4戦岡山 表彰台での井口卓人、国本雄資、ケイ・コッツォリーノ
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