1月20日、カンポス・レーシングは、飛雲(ヒュー)・バーターをFIA F3で起用すると発表した。オーストラリア人の父と日本人の母のもと、2005年に愛知県名古屋市で誕生し、オーストラリア・メルボルンで育った飛雲・バーターは現在17歳。2022年はフランスF4、スペインF4に参戦し、両シリーズでランキング2位を獲得した。
カンポス・レーシングのレギュラードライバーとしてFIA F3の25号車にステアリングを握るバーターこととなったバーターは、2022年シーズン終了後のFIA F3ポストシーズンテストにカンポス・レーシングから参加し、計63周を走行している。
「今年、カンポス・レーシングからFIA F3に参戦することを発表できて、とてもうれしいです」と飛雲・バーターはコメント。
「F4で彼らと強いシーズンを過ごした後、この関係を続けていくのは良いことだと思いますし、楽しみにしています。また、メインスポンサーのプラチナ・ハイ・インテグリティ・テクノロジーズとオール・ロード・マネジメントにも感謝しています」
また、バーターの起用にあたり、カンポス・レーシングのチーム代表のエイドリアン・カンポスJr.は「2022年シーズンに多くの成功を収めた飛雲と引き続き協力できることを誇りに思うと語った。
「FIA F3はさらに難しい挑戦だが、彼は優れた技術を持つ非常に才能のあるドライバーだから、私たちは自信を持っている。彼が我々のサポートと経験により素早く学び、上位入賞を果たしてシーズンを終えることを心から願っている」
フランスF4、スペインF4では惜しくもシリーズチャンピオンには届かなかったものの、タイトルを争うスピードを見せつけたバーター。それだけに、2023年シーズンのFIA F3での活躍にも期待したいところだ。