住宅着工戸数、22年は0.4%増 コロナ前戻らず (毎日新聞)

国土交通省が31日発表した2022年の新設住宅着工戸数は前年比0・4%増の85万9529戸だった。一時の落ち込みから持ち直し、2年連続で前年を上回ったが、90万戸を超えていた新型コロナウイルス禍前の水準には戻していない。 内訳は持ち家(注文住宅)が11・3%減の25万3287戸。ロシアのウクライナ……

人前での発言はカッコいい=高校教員・前川誠・47 (毎日新聞)

(和歌山県) 日本の学生は、年齢とともに教師の出した質問に挙手をして答えなくなる。いや、むしろ「答えたがらなくなる」と言う方が正しいのかもしれない。誰も発言しないのを見かねた心優しい生徒が、たまに手を挙げてくれるからだ。 スポーツでは、得点につながるプレーを誰もが望んでいるだろう。……

高速3社、改修に1兆円 延べ960キロ 有料期間50年延長へ (毎日新聞)

東日本、中日本、西日本の高速道路3社は31日、老朽化した道路や橋の改修のため新たに1兆円が必要との計画を発表した。対象の区間は500キロ、上下線を合わせて延べ960キロ。既に公表済みの首都、阪神を含めると、5社合計で1000キロ、1兆5000億円に上る。政府は、有料期間を2065年までとしている現行制度……

景気判断、5地域上げ コロナ禍回復進む 財務省1月 (毎日新聞)

財務省は31日、全国財務局長会議を開き、1月の経済情勢報告を示した。全国11地域のうち中国、四国、九州北部、九州南部、沖縄の5地域で前回の昨年10月報告から景気判断を引き上げた。宿泊や旅行などサービス業の客足が新型コロナウイルス禍から回復してきたことを踏まえた。他の6地域は据え置き、全国……

/12 天童荒太 高杉千明・画 (毎日新聞)

【あらすじ】へんろ宿のさぎのやで働く少女ヒスイが、森の中のへんろ道を歩いていると、沢のほとりに男が倒れているのを見つけた。腹痛を訴える男に、ヒスイは丸薬を口移しで飲ませた。やがて男の仲間の惣之丞と俊平が現れ、彼が脱藩してきた坂本龍馬であると分かった。 「長浜までですと、大洲のご城……

新刊 『ベスト・オブ・平成ドラマ!』=小林久乃・著 (毎日新聞)

平成レトロブームとコロナ禍の巣ごもり需要で、平成に放送されたドラマの視聴がサブスクリプションで人気だ。1500本以上の連続ドラマを見て、3000本以上のドラマレビューを執筆してきたという著者が、「月9」から「昼ドラ」「お仕事もの」まで、さまざまな切り口で「平成ドラマ」の見どころを語り、50……

『ゼロからの『資本論』』 斎藤幸平さん (毎日新聞)

(NHK出版・1023円) マルクス、21世紀の道標に 経済思想家で東京大大学院准教授の斎藤幸平さんが先月刊行した『ゼロからの『資本論』』(NHK出版)は、資本主義を乗り越えた別の社会を想像するための指南書だ。マルクスの名著「資本論」を一から分かりやすく読み解き、地球環境や貧困格差など、現代社……

この1冊 不気味な謎解き (毎日新聞)

全身黒タイツに不気味な白い仮面を着けた謎の人物。その正体は覆面ホラー作家として注目を集めている雨穴(うけつ)氏である。ミステリー動画を投稿しているユーチューブのチャンネル登録者数は70万人を超える。2021年に不動産ミステリー「変な家」で作家デビューし、待望の第2弾として「変な絵」(双……

目の合へば鹿まばたきす春隣 (毎日新聞)

◆昔 目の合へば鹿まばたきす春隣(はるとなり) 稲畑汀子 まばたきする鹿がかわいい。いかにも春がすぐ隣に来ている風景だ。この句、昨年2月に他界した作者を追悼した「花鳥諷詠(ふうえい) 稲畑汀子特集号」(日本伝統俳句協会)から引いた。「明るさは海よりのもの野水仙」「空といふ自由鶴舞ひや……