1月19日、2021年のインディカー・シリーズのチャンピオンに輝いたアレックス・パロウと、その父ラモン・パロウが新たに『パロウ・モータースポーツ』の設立を発表。若手ドライバーを起用し、2023年シーズンより母国スペインを中心に5カ国8大会が開催されるミドルフォーミュラシリーズのユーロカップ3へ参戦することを明らかにした。
パロウ・モータースポーツは全日本スーパーフォーミュラ選手権やスーパーGTを戦い、2021年にインディカー・シリーズのチャンピオンに輝いたアレックス・パロウの父であるラモン・パロウがチーム代表を務める新たなレーシングチームだ。ラモン・パロウはアレックスのカート参戦時代にメカニックを務めたほか、近年もアレックスのアメリカでの活動をサポートし続けてきた。
パロウ・モータースポーツはバルセロナ、スパ・フランコルシャン、エストリル、ザントフォールトなどで開催されるユーロカップ3シリーズに参戦するという新たな挑戦をスタートさせる。ユーロカップ3はスペインF4選手権とFIA F3の中間に位置する新たなミドルフォーミュラシリーズとして2023年シーズンより開催される。シャシーはフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアンと同じ、タトゥースF3-T318となるが、新たに開発されたフロントウイングやリヤウイング、サイドポッドを装着し、既存のタトゥースF3-T318とは見た目から大きく異なり、また車重も約25kgの軽量化に成功しているという。
さらに、アレックス・パロウのレースキャリアをサポートしてきたサルバトーレ・ガンドルフォが率いるマネジメント会社のモナコ・インクリース・マネージメント(MIM)もパロウ・モータースポーツへのサポートを表明しており「チームに参加するドライバーにあらゆる支援を提供し、ファミリーの一員としてサポートする」としている。
リリースとともに、車両のイメージ画像も公開されているが、パロウ・モータースポーツ、MIM、そしてユーロカップ3のオフィシャルタイヤサプライヤーであるハンコックとともに、日本のスリーボンドのロゴも確認できる。ドライバーラインアップは後日改めて発表される予定だ。
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