光岡がビュートの後継モデルを今夏にも発表することを明らかにした。公開されたティザー画像では新型ビュートのフロントマスクを上部から見せているが、新型も歴代モデル同様に個性的な存在感を放ってくれそうだ!
文/ベストカーWeb編集部、写真/光岡自動車
■すでに歴代累計1万3000台を販売! 新型のベース車は?
光岡では、「次期モデルの投入については2023年内にお披露目できる予定です。 どこか懐かしいスタイルを踏襲しつつも、使い勝手もよく、先進の安全装置を装備した安心快適にお乗りいただける令和にふさわしい『Viewt』 (ビュート)を目指しています。 お洒落なクルマを選ぶ楽しさと、これからも愛され続ける『Viewt』(ビュート)の新しい物語にご期待ください」とプレスリリースに記載している。
次期モデルのベース車について光岡は明らかにしていないが、すでに4代目マーチは2022年12月に日本での販売を終了しており、海外で販売されている5代目となるマイクラか、現行ノートになる可能性が高い。
ビュートは初代モデルが1993年1月に登場。ベースモデルは2代目マーチだった。以来、2代目ビュートは2005年9月に3代目マーチをベースに登場し、現行3代目ビュートは4代目マーチをベースに2012年5月にデビューしていた。
このように歴代モデルは日産車である2代目以降のマーチをベースとして、かつてのジャガーMkIIをオマージュしたデザインを採用。フロントマスクとテール部分をハンドメイドで製作しており、クラシカルな英国車のエクステリアデザインが特徴だ。初代から累計で1万3000台を販売している。
2023 年1月20日で初代ビュートの発売からちょうど30年を迎えたタイミングだったことから、後継モデルの発表となった。ちなみに、現行型ビュートは新車の残り台数もわずかということで、一部販売店が所有する在庫のみとなるとのこと。また、良質な中古ベース車から製造するメイクアップ車については、今後も継続して受付を行う予定だという。
■光岡の原点は米国のおおらかなレプリカ文化
光岡がオリジナルデザインのクルマを創り出すきっかけとなったのは、創業者の光岡進氏(現:同社代表取締役会長)が1980年代に米国で目にしたDIY精神があふれ、自由で乗る人々を飽きさせないワクワクするクルマだったという。
それが、従来までの同社の事業の柱としていた原付免許で手軽に乗れる「ゼロハンカーシリーズ」から乗用車開発にシフトした大きな原動力となった。
米国のおおらかなレプリカ文化に共感し、1987年から同社が送り出した『BUBU Classic SSK』、『BUBU 356 Speedstar』の開発を通してその製造技術を培い、バブル崩壊の真っただ中、当時の価格で 200万円台を目標に掲げて初代ビュートは1993年に誕生した。以後、同社の原点ともいえる「遊び心あふれるワクワクするクルマ造り」を貫く精神は、昭和、平成、令和という3つの時代に渡り、今もなお受け継がれている。
新型ビュートの登場が今から待ち遠しい!!
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投稿 初代発売から30周年!! 新型「光岡ビュート」が2023年夏に登場! 新型もキュート&エレガントに迫るぜ! は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。