世界でも極めて厳しい安全保障環境にある中、私たち日本が憲法や財政などの制約がある中で、どう国を守っていけば良いのか。元陸上幕僚長の富澤暉(ひかる)さんが語る「目から鱗」の防衛論。最終回は「核」の存在が果たしてきた軍事的や役割とその効果、そして日本の核共有の可能性について。(3回シリーズの最終回)
ロシアの傭兵部隊が活躍できない理由
――冨澤さんは冷戦期の1976年に北海道の上富良野駐屯地に所属する第2戦車大隊長を、1992年には北部方面総監を務められました。ソ連、ロシアと最前線で向き合ってこられました。現在、ロシアはウクライナ侵攻において、たびたび核使用をほのめかしていますが、どうお考えですか。
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