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<p>システム不具合によりアメリカ全土のフライトが一時欠航になった原因は「請負業者によるファイル削除」との結論</p><p>システム不具合によりアメリカ全土のフライトが一時欠航になった原因は「請負業者によるファイル削除」との結論</p><p>2023年1月11日21時ごろに発生したアメリカ連邦航空局(FAA)のシステムダウンによって、アメリカ全土のすべての航空機に運航停止が命じられ、1万便を超える遅延・欠航が生じました。FAAの調査により、原因は「請負業者が意図せずに必要なファイルを削除したこと」だったことが明らかになっています。</p><p>Notice to Air Missions (NOTAM)システムに異常が生じたことが原因との見解を示しました。また、データベースファイルの破損が原因であるとし、サイバー攻撃の証拠はないことを付け加え、引き続き調査を行っていくと述べていました。 Update 6: We are continuing a thorough review to determine the root cause of the Notice to Air Missions (NOTAM) system outage. Our preliminary work has traced the outage to a damaged database file. At this time, there is no evidence of a cyber attack. (1/2) — The FAA ✈️ (@FAANews) NOTAMシステムは航空機の運航に携わる人々にとって重要な情報を送信するシステムで、他の手段では伝えることが困難な、緊急連絡の際に使用されます。天候や火山活動、空域制限などの状況変化や、パラシュート、ロケット打ち上げ、軍事演習などの異常事態の情報、加えて着氷、照明の故障、鳥の群れなど、空域や空港での異常事態をパイロットに知らせるものです。 FAAは2023年1月19日にNOTAMシステムのダウンについて「航空安全規制当局で働く請負業者が、NOTAMシステムで使用されているコンピューターファイルを意図せずに削除し、その結果航空交通の混乱につながりました」と発表しました。この問題はプライマリデータベースとそのバックアップとなるデータベースとの間の同期を修正する作業を行っていた際に発生したとのこと。また、FAAは「これまでのところ、サイバー攻撃や悪意の証拠はありません」と結論付けました。 FAAの声明では「FAAはシステムに必要な修復を行い、NOTAMシステムの回復力を高めるための措置を講じています」とのこと。また、引き続きNOTAMシステムのダウンについて調査を行うことを発表しています。 この記事のタイトルとURLをコピーする</p>