2022年7月21日に受注が始まり、9月1日に発売された新型シビックタイプR。最後の純ガソリン車として受注が殺到しているのは知っていたが、カタログモデルなのにまさかの一時受注停止という情報が飛び込んできた! さっそくホンダディーラーに直撃した!
※この情報は筆者がホンダディーラーに独自調査した情報をもとに執筆したもので、メーカーであるホンダからもたらされた情報ではありません。
文/ベストカーWeb編集部
写真/ベストカーWeb編集部、ホンダ
■まさか、まさかのオーダーストップ!
7月21日から受注が始まって、9月1日から発売を開始した新型シビックタイプR。受注が始まった7月21日以降、全国のホンダディーラーで予約受注が殺到。
なんとホンダカーズ東京中央では、受注開始早々、初期モデルのオーダー順を決めるため、抽選が行われ、大混乱になったこと(その後は受注受け付け)が記憶に新しい。これは、メーカーのホンダが行ったものではなく、販社が独自に行ったものだった。
シビックタイプRの生産は埼玉製作所寄居工場、販売計画台数は月産400台と公表されたが、この計画台数だと、注文台数を裁き切れるのか早くも心配だったが、その心配が的中してしまった。
12月19日、筆者はシビックタイプRの受注が一時ストップされたという情報をキャッチ。さっそく、東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏ホンダディーラーに聞いてみることにした。
まずは抽選販売をしたホンダカーズ東京中央の営業マンに「新型シビックタイプRはまだ買えますか?」と聞くと、開口一番「オーダーストップにさせていただきました」。
まさか、そんな……、がっかりした様子を察したのか、「申し訳ありません。72店舗ある弊社の販売枠がいっぱいになりまして先週までは受付けしていたのですが……」と申し訳なさそうに答えてくれた。
ほかのホンダカーズ東京中央のディーラー4店舗に聞いてみたが、オーダーストップの情報は間違いないようだ。そのうちの1店舗の営業マンは詳細に話してくれた。
「12月初旬にはオーダーを受け付けていましたが、本日(12月19日)にメーカーからシビックタイプRの受注を一時停止する、という通達がありました。9月から10月は毎週100台、最後は毎週20台のオーダーをいただいておりましたが受け付けを終了させていただきました」。
■正確には、「もう買えない」ではなく「今は買えない」
では、シビックタイプRはもう買えないのかと聞いてみると、「もう買えないということではないと思います。受注を一時停止したということで、現在は受け付けていないということです。ただ、いつ再開するのかも目処は立っていないとのことでした。カタログモデルですので、発売から約4ヵ月でこのようなことになるとは思いませんでした。いつになるのかわかりませんが、受注は再開すると思います」。
また、他店舗の営業マンは「2023年1月下旬頃に正式にメーカーからシビックタイプRの受注を一時停止する、という発表があると思います」とも言っていた。
日本全国にはホンダの販売店は直営を含めて約2100店(販社は約600社)もあるから、1店舗あたり10台受注したと計算すると、2万台を軽く超えてしまう。このまま一時受注停止したまま、生産、販売が終了してしまう可能性はなきにしもあらずだが……。
そこで気になるのは納期。「初期にオーダーされた方は11月納車となっています。現在、納期は目処が立っていないという状態でして、先週オーダーされた方には2~3年はかかりますと伝えています」。やはり、2年、3年か、恐るべし……。
これは東京だけの話なのか、神奈川、埼玉、千葉のホンダディーラーに聞いてみたが、いずれも各販社の受注枠がいっぱいで、オーダーを一時停止していた。ただし、独立系ディーラーや首都圏地域以外の全国のディーラーではまだ受注を受け付けている可能性もあることを書いておきたい。
結論からいうと、もう買えないのではなく、今は一時的に買えない(受注できない)ということだ。ここに書いた内容は、メーカーのホンダが発した情報ではないが、この先なんらかの形で発表するかもしれないので、注視していきたい。
【画像ギャラリー】330馬力の2リッターVTECターボを搭載する史上最強のシビックタイプRを写真でチェック!(4枚)画像ギャラリー投稿 【速報】新型シビックタイプRがついに「一時受注停止」 まさかもう買えない? ディーラーに直撃!!! は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。