三菱といえばアウトランダーPHEVに目が行きがちだが、じつはエクリプスクロスPHEVもかなりの実力の持ち主。それを証明すべくはるばる北海道でテストを敢行!!
さすが三菱といえるデキだったのだが、ここまで考えているのか!! という面も。改めてエクリプスクロスPHEVの実力を一挙にご紹介。
文:ベストカーWeb編集部/写真:池之平昌信・ベストカーWeb編集部
雪&横風だってなんのその!! S-AWC効果がスゴい
今の三菱自動車といえばフラッグシップのアウトランダーPHEVが注目されがちであるが、エクリプスクロスPHEVだって只者じゃない!! 先代アウトランダーPHEVから継承されたプラットフォームを使用しながら、よりスポーティな味付けというイメージ。もちろん悪路走破性だってお見事なのだ。
編集部員は執筆している木村と、編集長代理のコンビ。今回は低気圧たちこめる2022年12月に北海道に向かった。大洗から商船三井フェリー「さんふらわあ ふらの」に乗り苫小牧港へ。この「さんふらわあ」がスゴイのなんの。
大きなトラックやトレーラを積載し、19時間の長旅も広々としたお部屋とバイキング方式のレストランで楽しめる。担当は展望風呂で太平洋を見ながら人生を見つめなおすいい機会になりました……。
そして北海道上陸!! 苫小牧から旭川を経由し、より雪深い遠軽への往復とかなり過酷なテストを実施。
旭川はご存じの通り日本を代表する豪雪地帯であるが、アイスバーン路面であっても新雪であってもまるでドライ路面を走っているように安定そのもの。
パジェロやランサーエボリューションなどで培った四輪制御技術のノウハウをしっかりと継承しており、それこそがAWC(スーパーオールホイールコントロール)である。ざっくりいえば路面状況や走行状態をリアルタイムで把握し、狙い通りのラインをトレースしてくれる技術である。
取材日は悪天候で道央道が通行止めになるほどの冬の嵐が襲っていたが、横風が激しい高速道路においても、ピタッと狙ったラインを走れるほど。少し大げさだが、言われなければ風の存在する気づかないレベルであった。
ちなみに今回は往復約1200km程度を走破したのだが、燃費は17.3km/Lをマークしてくれた。大雪であっても安心して走ってくれるうえに、SUVながらここまでの燃費をたたき出すとは感動レベルの仕上がりなのだ。
アウトランダーPHEVより納車早い!? マジで買いだぜ
冒頭に述べた通り、今アウトランダーPHEVが大人気となっている。その一方でコロナ禍の影響から納車まで半年程度の時間を要してしまうのも事実である。
そんな状況の今、エクリプスクロスPHEVは比較的早い期間で手元に届くという。しかも価格は386万3200円~と走行性能、そして燃費性能を考えるとかなりお買い得なのだった。
ドアに注目!! 脱帽レベルの設計だった
とここまでエクリプスクロスPHEVのスノードライブの実力。そして魅力をご紹介したが、個人的にグッと来たのはドアの設計である。ん? と思うなかれ、コレが普段使う上で超重要!!
エクリプスクロスPHEVの前後ドアはサイドスカートをひっくるめて、すべてがマルっと開くタイプを採用。これこそが雪国で超効くというのを今回のテストで痛感したのだ。
走行すれば当然のことながら外装はかなり汚れる。ことに豪雪地帯となればタイヤが巻き上げた塩化カルシウムなどの凍結防止剤などが付着することがよく起こる。
乗り降りする際に、サイドスカートにズボンが接触して真っ白になっちゃった、なんて経験はないだろうか。だが、エクリプスクロスPHEVの場合、ご覧のようにドアにサイドスカートが組み込まれているため、乗り降りの際にまったく汚れることがないのだった。
走行性能に乗り降りのしやすさ、さらに安定の4駆技術!! の3点が揃っているエクリプスクロスPHEV、コレは一見の価値ありですよ、マジで!!
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投稿 雪こそ三菱の真骨頂!! エクリプスクロスPHEVは作り込みも抜群!! 激寒の北海道で徹底チェック は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。