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<p>二十四節気「大寒」 1年で最も寒い頃とされる“24番目の節気”</p><p><最も寒い時季> 今日からは二十四節気の24番目「大寒」です。 1年で最も寒さが厳しい頃と言われますが、滝が凍る「氷爆」が見られたり、小寒や大寒の頃は沖縄でヒカンザクラ(緋寒桜)が咲くなど、趣き深い事象や風物詩もたくさん。また、節分は大寒の最終日にあたります。</p><p>1月20日(金)からは二十四節気「大寒」です。二十四節気はその名のとおり24に分かれていて、「立春」に始まり「大寒」で終わります。大寒は1年で寒さが最も厳しい頃といわれますが、寒い時季ならではの趣深い事象や風物もたくさんあります。</p><p>1月20日(金)からは、二十四節気「大寒(だいかん)」です。二十四節気はその名のとおり24に分かれていて、「立春」に始まり、「大寒」で終わります。 大寒は1年で寒さが最も厳しい頃といわれます。しかし、ただ寒いだけではありません。寒い時季ならではの趣深い事象や風物もたくさんあります。 霜は、気温が下がったときに空気中の水蒸気が地面や物に触れてできる薄い氷の層です。朝、霜が降りている光景を目にすると、身が引き締まる思いをする人は多いでしょう。 地表にできる小さな氷柱である「霜柱」は、踏むと「サクッ、サクッ」などと鳴ります。音に加えて、踏んだ感触も心地よく、童心に返れるひとときかもしれません。 「霜の声」はこれとは違って、霜が降りたときのしんしんとした感じを指す言葉です。「声」という語を使っているところに、先人の繊細な感性が感じられます。 「霜」も「霜柱」も「霜の声」も冬の季語です。「霜」の語を入れて一句詠んでみるのも、楽しいものです。 滝も凍る「氷瀑(ひょうばく)」の時季 滝のことを「瀑(ばく)」ともいい、氷結した滝を「氷瀑」といいます。気温が氷点下まで下がると、滝は凍り、氷瀑になります。 「ザーッ」「ダーッ」と、ふだんは聞こえる滝の音が、凍ることで、パタリと途絶えます。静寂の中、眼前に迫る壮麗な氷の塊は見る者の心をとらえるでしょう。 日本三名瀑の一つに数えられる袋田(ふくろだ)の滝(茨城県)は、氷瀑になることでも知られています。高さ120m、幅73mの大規模な滝が凍る様は圧巻です。</p>