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透明の板に、女性がサインペンで細かな絵を描き込んでいく。板の角は割れて欠け、表面には小傷が目立つ。新型コロナウイルスの感染予防で、飲食店が使い古したアクリル板だ。 ペンを握るのは神戸市在住の画家、橋本薫さん(34)。本来はボールペンで細密な模様を描き込む画風だが、会社を辞めて画業に…