スーパーGTの前身である全日本GT選手権(JGTC)の初年度(1994年)と翌1995年を連覇して以来、27年ぶりの戴冠となったTEAM IMPUL。GT300では最終戦でタイトルの行方が二転三転──。ドラマチックな結末となった2022年シーズンのスーパーGTを1冊にまとめたGTファン必携のイヤーブック『2022-2023 スーパーGT公式ガイドブック総集編』(auto sport臨時増刊)が12月22日(木)に発売される。
ここでは誌面の画像とともに、内容の一部を紹介する。
ニッサンが新型Z GT500を投入。ホンダはベース車両をNSXの最終型タイプSに変更。それを迎え撃つ2021年王者のトヨタGRスープラ。8戦中5戦で3メーカーが表彰台を分け合あった、拮抗の2022年シーズンを振り返る。王者の裏側にあったストーリー、王者になれなかった要因にも迫る。
2022年のチャンピオンタイヤは、全日本GT選手権からの29年間で25回目のタイトル獲得となったブリヂストン。圧倒的な数字だが、「余裕はなかった」という。車両だけでなく、タイヤメーカー4社の技術開発競争も拮抗。各社の開発担当者に実情を聞いた。
2022年シーズンのGT500チャンピオンカー、カルソニック IMPUL Zをスタジオ撮影。“青き炎”のごとく完全燃焼でタイトルをつかんだ、ニッサンZの美しき姿を収めている。
近年まれにみる拮抗のシーズンとなった2022年。その物語の立役者こそ、ニッサンZ GT500、ホンダNSX-GT、トヨタGRスープラGT500であり、その細部に至る技術的追求。新規車種参戦、空力開発の一部解禁と再登録により、新たな時代に生み出された“三者三様”個性を知る。
TEAM IMPUL3年目の平峰一貴、移籍して今季加入したベルトラン・バゲットが、闘将・星野一義監督のもとで見た、戦いの“新しい景色”は──。1年間、ファイティングポーズをとり続けた、ふたりによるチャンピオン対談。最終決戦もてぎでの心境も明かされる。
最終戦もてぎにランキングトップ2で臨んだのは、2020年王者のリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rと2021年王者のSUBARU BRZ R&D SPORT。だが、その最終戦では伏兵も交え、タイトルの行方が二転三転した。そして、リアライズGT-Rの王座奪還という劇的な幕切れに。チャンピオンドライバーインタビュー、「重くても速い」王者のメカニズム解説も収録。
そのほかにも、GT500/GT300全チームシーズンレビュー、各ラウンドのリザルト&ミニレポートなども掲載。トヨタ、ホンダ陣営は、早くも2023年シーズンのGT500参戦体制を発表。すでに来季の戦いは始まっているが、本格始動の前に、あらためて2022年シーズンの戦いを振り返ってみてはいかがだろうか。『2022-2023 スーパーGT公式ガイドブック総集編』の詳細と購入は三栄オンラインサイトまで。