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世界でも極めて厳しい安全保障環境にある中、私たち日本が憲法や財政などの制約がある中で、どう国を守っていけば良いのか。元陸上幕僚長の富澤暉(ひかる)さんが語る「目から鱗」の防衛論をお届けします。(3回シリーズの第2回)

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護憲派も改憲派も国際法を理解していない

――ロシアによるウクライナ侵攻が始まって、よく見かけるようになったのは「日本もウクライナにならないように、専守防衛を捨て、憲法9条を変えよう」という改憲派の意見と、「憲法9条は、日本がロシアにならないために存在している」という護憲派の意見です。

【冨澤】私は改憲を強く望むものですが、この議論にはどちらもおかしなところがあります。

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