1月18日、Rally of Tsumagoi大会事務局は、2023年2月3~5日に開催予定の全日本ラリー選手権第1戦『ラリー・オブ・嬬恋』について、同イベントを無観客で実施すると発表した。
2019年に全日本ラリー開幕戦として開催されたのを最後に、2020年以降は台風による被災やコロナ禍の影響で開催が見送られてきたラリー・オブ・嬬恋。近年スノーラリーとして行われてきた同大会は2023年、実に4年ぶりに全日本選手権のカレンダーに復帰し、ふたたびシーズンのオープニングイベントに位置づけられている。
群馬県吾妻郡嬬恋村が舞台となる今季開幕戦では当初、観客席の設置が予定されていた。しかし、開催まで2週間あまりとなったタイミングで一転、無観客開催となることがアナウンスされた。
全日本ラリーだけでなくFIA APRCアジアカップ、日本スーパーラリーの開幕ラウンドでもある『ラリー・オブ・嬬恋』の大会事務局は、無観客開催の決定について「昨今の新型コロナウイルス“第8波”感染拡大の状況に鑑み、ご来場される皆さまの安全確保のため」と、その理由を説明している。
同大会事務局により発表された高桑春雄 大会組織委員長の声明は以下のとおりだ。
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4年振りに群馬県嬬恋村を舞台としたウインターラリーを開催すべく鋭意準備を進めておりますが、大変残念なお知らせがございます。
ラリーオブ嬬恋では過去にも極寒の中で雪煙を巻き上げ走行するラリー車を観戦する事が名物となっており、多くのラリーファンの方に足を運んでいただいておりました。
2023年度の本大会でもそうした観戦ステージを設定すべく準備を進めておりましたが、諸般の事情により観戦ステージの設置を断念する事になりました。
観戦を計画されていたラリーファンの皆様には、ご案内がこの時期になってしまった事をお詫びいたします。次回大会以降では、ふたたび観戦ステージを設置できるように努力していく所存です。
大会組織委員長 高桑春雄