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<p>【巨人】ドラ5船迫大雅の直球回転数は大勢級 2700回転はレジェンド藤川球児にも匹敵</p><p>ドラ5船迫大雅の直球回転数は大勢級 2700回転はレジェンド藤川球児にも匹敵 #巨人 #ジャイアンツ #読売ジャイアンツ</p><p>巨人のドラフト5位・船迫大雅投手(26)=西濃運輸=が17日、“大勢ストレート”の習得に意欲を示した。右サイドから繰り出す直球は、1分間に2600~2700回転とプロでもトップクラス。その直球を、自</p><p>身と同じ右サイドで新人王に輝いた大勢のように、シュートしつつ伸びていく球質へと進化させることを理想に掲げた。 指先を離れた直球が、糸を引くように捕手のミットに収まった。G球場での新人合同自主トレ。船迫は室内のブルペンで初めて投球練習を行い、立った捕手に5割程度の力で投げ込んだ。右サイドから最速151キロの直球を武器とするルーキーは、守護神の名を挙げて理想の軌道を語った。 「理想は大勢みたいに(投手から見て)ちょっと右斜め上に浮き上がっていくような球。シュートしながら(右打者の内角を)えぐる感じ」 自身と同じサイド右腕という共通点があり、昨季、新人最多記録に並ぶ37セーブを挙げた剛腕の“武器”を身につける考えを明かした。 船迫の直球は優れた特徴を持つ。プロの平均が1分間で約2200回転とされる中、船迫は社会人時代の計測で2600~2700回転を記録した。大勢は大学3年時の冬で2600回転。腕の出どころは違うが火の玉ストレートを操った藤川(阪神)が約2700回転といわれ、レジェンド級の数値だ。一般的に回転数が多いとボールの初速と終速の差が小さく球の「伸び」や「キレ」があるとされ、大勢級の軌道になり得る可能性を秘めている。 理想の追求へ足元から固める。社会人時代に都市対抗の本大会にて東京Dで登板したが、硬いマウンドの経験は少ない。過去の都市対抗では足がつって降板した反省もあるだけに、この日はG球場の硬いマウンドを入念にチェック。「プロになったからには情けない姿は見せたくない。体になじませるという意味を持ってブルペンに入っていきたい」と課題を見つめた。 慣れという課題がある一方、「硬い方が返ってくる反発が大きいので、その分出力は大きい。(硬いマウンドは自分に)合っていて投げやすい」。適応すれば大きなメリットが見込める。即戦力のオールドルーキーは「投げられるならどこでも」とフル回転する覚悟。船迫から大勢へ―。浮き上がる直球がつなぐ、勝利の方程式も見られるかもしれない。(小島 和之) ◆船迫 大雅(ふなばさま・ひろまさ)1996年10月16日、宮城県生まれ。26歳。小学3年から永野ホークスで野球を始め、円田中では軟式野球部に所属。聖光学院では3年夏の甲子園でベスト8。東日本国際大では1年春から登板し、リーグ最多タイの34勝を記録するもドラフト指名漏れを経験。西濃運輸では2022年の都市対抗2次予選4試合に登板して、本大会出場に貢献。22年のドラフト5位で巨人に入団し、背番号は58。174センチ、74キロ。右投左打。</p>