もっと詳しく

その人は幼少の頃、自分のルーツが韓国にあると知り「僕は何者なのか」と考え続けた。人の心に関心を持ち、精神科医の道に進む。神戸大の付属病院に勤めていたとき、被災者になった▲同時に、被災者に寄り添う人にもなる。阪神大震災に遭い、打ちひしがれる人々の話をひたすら聞き続けた。ある日、避難…