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生と死の不可思議を考えるうちに心に留まった言葉がある。一つは後白河法皇撰の『梁塵秘抄』にある「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん 遊ぶ子供の声きけば 我が身さへこそ動がるれ」の歌◆人生は「遊び戯れ」なのかと自問する呟きに空しい響きを感じて反感を覚えてきたが、何かの拍子…