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毎時0分に「ボーン、ボーン」と温かな音色を響かせる古時計がある。国産西洋時計の先駆けとして、明治20年代の数年間だけ兵庫県の姫路で製造された「播陽時計」だ。現存数は極めて少ないが、今も変わらず時を刻む姿を姫路の街中などで眺められる。製造会社設立者の子孫で、時計職人として播陽時計のメ…