2022.12.17
ピーチ航空機事件
コロナ禍が始まってしばらく経った2020年7月、北海道の釧路空港から関西空港に向かっていたピーチ航空機の機内で、乗客がマスクをしていないことから騒ぎになり、飛行機が新潟空港に緊急着陸するという事件が起きた。
当時はニュースを大きく騒がせたこの事件の判決公判が、2022年12月13日に大阪地裁で開かれ、被告人には懲役2年執行猶予4年の有罪判決が言い渡された。
世間の人々の大方は、もうこの事件のことをすっかり忘れていたかもしれない。そして、判決を伝えるニュースで「ああこんな事件もあったな」と思い出したことだろう。
しかし、ここでまず注意すべき点がある。マスコミはこぞって、「マスク拒否男」と見出しを打ってこの事件の判決を報じているが、裁判においては「マスク拒否」が争点になっていたのではない。当然であるが、わが国には「マスク拒否罪」などというものはない。この事件は「威力業務妨害、傷害(認定罪名:暴行)、航空法違反、公務執行妨害、器物損壊」事件である。
被告自身、自らを「マスパセ」(マスク・パッセンジャーの略であるというが、マスクを拒否しているのだから、何とも理屈に合わない名前である)、「マスク拒否おじさん」などと称して、幾度かメディアに登場していた。それに引きずられてメディア側が「マスク拒否事件」として本件を報じていたのでは、被告の策略にまんまと嵌められてしまっていると言われても仕方ないだろう。
引用元: ・【ピーチ航空機事件】「マスパセ」の裁判を傍聴して感じた「大いなる矛盾」 マスク拒否が裁かれた事件ではない [ぐれ★]
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