ニック・デ・フリースは、アルファタウリで新チームメイトとなる角田裕毅について、以前から彼の大ファンだと述べており、角田の陽気な性格だけでなく、彼の才能とスピードについても強調した。
デ・フリースは2022年9月のイタリアGPにおいて、ウイリアムズでアレクサンダー・アルボンの代役を務め、トップ10フィニッシュを飾るという並外れた結果を出し、それによってF1でのフルタイムのシートを獲得した。アルファタウリは2023年に向け、ピエール・ガスリーの後任として27歳のデ・フリースと契約したのだ。
デ・フリースは角田のことをよく知っており、デ・フリースはFIA F2時代の角田のスピードと大胆なスタイルを評価した。
「彼がF2にいた時、僕は彼の大ファンのひとりだったよ」とデ・フリースは最近の『Beyond the Grid』ポッドキャストで語った。
「彼は間違いなく面白い若手だし、意見を言うことを恐れていない。彼を見ているのは楽しいよ。非常に才能があってとても速い。僕たちは素晴らしい時間を過ごせると確信している。合流するのが楽しみだ」
デ・フリースと角田は2023年に向けてチームと準備を進めるなかで、互いのことをより深く知るようになるだろう。だがふたりはすでに一緒に時間を過ごしたことがある。
「すでに僕たちには付き合いがあった。2年前だったと思う」とデ・フリースは語った。
「一度、オーストリアからマックス(・フェルスタッペン)と移動したんだ。彼らはレッドブルリンクのコース近くでマーケティングイベントがあって、僕はそこで(ヨーロピアン・)ル・マン・レースに出るところだった。僕たちはグランプリ前に一緒にモナコに戻って、そこでみんなで楽しく過ごしたんだ」
アルファタウリでの展望について、デ・フリースはチームと素晴らしいことをともに達成できると信じている。
「アルファタウリはレッドブルの姉妹チームで、彼らは多くの知識やリソースを共有している。だからパッケージやチームには多くの可能性があると思う。そうしたリソースを活用すればね」
「チームの拠点はイタリアだ。カート時代にイタリアで多くの時間を過ごした。だからとても居心地がよく素晴らしい環境だと感じている」
「僕たちはすごいことを一緒にできると信じている。でもそれには冬の間にともにしっかりとした準備をして、物事に対処することが必要だ。できる限りのことを達成するために、全力を尽くすよ」