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防衛力の抜本的な強化とその財源を巡る政府・与党の議論は、終盤に政治的駆け引きばかりが目立ち、戦後の安全保障政策の大転換に関わっているという緊張感はなかった。岸田文雄首相が着地優先の「足して2で割る」姿勢に終始したからだ。 夏の参院選前、国内総生産(GDP)比2%以上を念頭に防衛費の増額…