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戦前から戦後にかけての激動期に“食に関わる革命”を起こして日本を変えた2人の女性をあざやかに描く2夜連続スペシャルドラマキッチン革命

3月25日(土)放送の第1夜は葵わかな、3月26日(日)放送の第2夜は伊藤沙莉という旬の実力派が主演。さらに名女優・薬師丸ひろ子も2人をつなぐ存在として登場する。

このほど、ヒロインを支えるパートナーという重要な役どころで林遣都、成田凌の出演が決定。若手俳優のなかでも傑出した表現力を誇る2人が、物語に大きなパワーをもたらす。

◆“日本の食卓”を変えた女性たちを描く大型ドラマ

『キッチン革命』は、実在の女性2人をモデルに、日本の未来のために奮闘した彼女たちの姿を力強く描き上げる大型スペシャルドラマ。

第1夜は、今では誰もが当たり前のように使っている計量カップ、計量スプーンを生み出し、現代でいうレシピ“料理カード”を作った女性医師・香美綾子(かがみ・あやこ)を葵わかなが演じる。

第2夜の主人公は、戦後復興の荒波のなか、ダイニングキッチンを発明して台所を改革した日本初の女性建築家・浜崎マホ(はまざき・まほ)。

それまで暗くて寒い北側に追いやられていた台所を家の中心へと移し、光り輝くステンレスの流し台を備えた明るいキッチンへと変身させる。そんな前例のない一大プロジェクトに乗り出し、日本の住宅を一変させたマホを伊藤沙莉が颯爽と演じる。

さらに、壮年期の綾子に薬師丸ひろ子がふんし、2人のヒロインの運命が交錯する瞬間をドラマチックに描き出す。

◆主人公を支える純粋な先輩医師を林遣都が繊細に表現

すべての出演作で圧倒的な存在感を見せつけてきた林遣都が本作で演じるのは、綾子が入局する東京帝大医学部附属医院の先輩医師であり、のちに彼女の夫となる香美昇一(かがみ・しょういち)。

人づきあいが苦手で研究ばかりしている“変人”だが、男尊女卑が根強い時代、ただひとり偏見にとらわれることなく真摯に綾子に接する人物だ。

2人はともに脚気治療のための胚芽米研究に尽力し、やがて人生をともにすることに。

林は、「社会の風潮や常識にとらわれず、目標に向かって道を切り拓いていく女性たちの物語です。“自分を大切に生きていこう”というパワーをくれる作品」と本作の魅力を説明するとともに、「昇一は優秀な研究者。でも当時の男性らしくない平等な考えを持っており、心やさしく愛らしい人物として描かれているので、そんなキャラクターをきちんと表現したい」と、役柄に誠実に向き合う決意を語った。

また、妻を演じる葵の演技を「クランクインの日、自分の出番の前にスタジオをのぞいたら、先に撮影に入っていた葵さんのスタジオ中に響き渡る力強い声を耳にして…。脚本で読んでいた以上に綾子さんのもつエネルギーを感じました」と絶賛。

役柄同様、全力で突き進むパートナーを頼もしく思っていることを明かした。

◆理想の台所づくりに奔走する設計課長を成田凌が熱演

そして、変幻自在の演技でカメレオン俳優の名をほしいままにしている成田が演じるのは、日本住宅公団日本住宅公団・設計課長の本郷義彦(ほんごう・よしひこ)役。

妻のために明るい台所を作りたいという思いを胸に、マホとともにダイニングキッチンの開発に向けて突き進む本郷をまっすぐに演じる。

成田は、「伊藤沙莉さん演じるマホに感化されて、登場人物全員がどんどん熱を帯びて成長していくのですが、結果はもちろんのことその過程が素晴らしいので、全員が“上がっていく”物語を見てほしいですね」と、物語がはらむ“熱量”をアピール。

本郷という人物を「人にはわざわざ見せないやさしさを奥底にもっている人間。この作品は本郷という人間の成長物語でもあると思っているので、彼の成長も見届けてほしいなと思います」と愛ある視線で見つめるとともに、「まわりに流されず、どんどん前に進んでいくマホさんの姿はひたすらかっこいい。見れば必ず元気が出て、前向きになれるドラマです」と、作品を通じて視聴者の背中を押すことを約束している。

そんなパートナーに対し、主人公を演じる2人も「昇一さんは綾子が飛んでいってしまわないように、帰る場所にいてくれる人。お守りみたいな存在」(葵)、「バディとして揺るぎない存在。マホに引っ張られているように見せかけて、となりに並んで走ってくれるなんて、すごく心強い!」(伊藤)と信頼を語っている。