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地元の図書館で月1回開かれてきた読書会への出席が昨年12月で99回になった。そのとき司会進行役となった私が選んだ1冊が『アーロン収容所』。終戦後、ビルマ(現ミャンマー)のラングーンに英軍が設けた日本軍捕虜の収容所で、著者が体験した1年9カ月の記録である。刊行された昭和37年はシベリア抑留な…