もっと詳しく

流れ公方こと十代将軍・足利義稙(よしたね)の次の将軍になった義晴(よしはる)の政権は、大永7(1527)年に大きく揺らいだ。義晴は父義澄(よしずみ)時代以来の臣下らと共に、近江(滋賀県)を流転した。 その中に「和歌の家」として知られる冷泉(れいぜい)家の為和がいた。彼が折々に詠んだ和歌…