フォーミュラEテスト2日目もマセラティのギュンターが総合トップ。ニッサンのナトが3番手につける

　スペインのリカルド・トルモ・バレンシア・サーキットで開催されている2023年ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9の公式プレシーズンテストは2日目を迎え、初日に引き続きマセラティMSGレーシングのマキシミリアン・ギュンターが総合トップで2日目を終えている。

　現地13日よりスタートしたフォーミュラEシーズン9の公式プレシーズンテスト。このテストでは今シーズンから導入される新型シャシーの“Gen3”およびハンコックタイヤでの初の合同テストということもあり、各チームの走りに注目が集まっている。

　テスト2日目は午前セッション3で決勝を想定したレースシミュレーションが行われたためタイムは伸びなかったが、午後のセッション4ではふたたびアタックシミュレーションも行われた。

　テスト初日はシーズン9から新規参戦を行うマセラティMSGレーシングのギュンターが総合トップで終了したが、迎えた2日目もギュンターとマセラティの好調さは変わらず、初日に記録した自身のタイムを上回る1分25秒449を午後のセッション4でマークして総合トップに立っている。なお、このタイムはバレンシア・サーキットでのフォーミュラE最速タイムとなる。

　ギュンターに続いて1分25秒712で2番手に続いたのは、ディフェンディングチャンピオンのストフェル・バンドーンとなり、DSペンスキーに移籍してからの初テストで順調に調子を上げている。しかし、首位ギュンターとは0.263秒差をつけられてしまった。

　そした3番手には日本メーカーであるニッサン・フォーミュラEチームのノルマン・ナトが入った。ナトはセッション4残り30分で1分25秒895というタイムを記録している。

　4番手はもう1台のDSペンスキー、ジャン-エリック・ベルニュが続き、5番手はマセラティでギュンターのチームメイトを務めるエドアルド・モルタラ、6番手はABTクプラ・フォーミュラEチームのロビン・フラインスというトップ6になっている。テストは1日の休息をはさみ、現地16日にも2セッションの走行が行われる予定だ。

■フォーミュラEシーズン9 公式プレシーズンテスト2日目 セッション3タイム結果

■フォーミュラEシーズン9 公式プレシーズンテスト2日目 セッション4タイム結果