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<p>週刊地震情報 2023.1.15 神奈川県西部の地震で震度3 活断層が多い領域</p><p>【週刊地震情報】11日(水)に神奈川県西部でM4.1の地震が発生し、最大震度3を観測しました。神奈川県西部は活断層が多く、将来的に強い地震の発生が懸念されている地域です。</p><p>【週刊地震情報】11日(水)に神奈川県西部でM4.1の地震が発生し、最大震度3を観測しました。神奈川県西部は活断層が多く、将来的に強い地震の発生が懸念されている地域です。</p><p>関東から北日本にかけて地震が目立つ一方で、西日本は地震が少なくなりました。震度3以上の地震は1回発生しています。(1月9日~15日10時の集計) 国内:神奈川県西部でマグニチュード4.1の浅い地震 11日(水)12時19分頃、神奈川県西部を震源とするマグニチュード4.1、深さ13kmと推定される地震が発生しました。この地震で神奈川県相模原市、秦野市、松田町などで最大震度3、神奈川県から東京都、静岡県、山梨県にかけて震度1や2の揺れを観測しています。 神奈川県西部を震源とする地震で震度3以上を観測するのは、去年11月17日以来、約2か月ぶりです。地震のメカニズムは横ずれ型と解析されています。 政府の地震調査研究推進本部は塩沢断層帯の活動に関して評価を行っており、今後30年以内にマグニチュード6.8程度の発生する可能性は4%以下としています。評価を行っている活断層の中では、発生の可能性が高いグループです。 マグニチュード6クラスでも陸域で震源が浅いため、強い揺れに見舞われるおそれがあります。 三重県南東沖の深発地震では異常震域が良く現れます。多くの地震では震央から同心円状に揺れの強い地域が分布します。一方で深発地震では沈み込んだプレートに沿って強い揺れが伝わって、震源の遠方で揺れが大きくなる現象がみられることがあり、これを「異常震域」といいます。 三重県南東沖以外では、オホーツク海や日本海、東海道南方沖、鳥島近海などで同様の深発地震の起きることがしばしばあり、数年に一度はマグニチュード6以上の規模の地震も発生します。 震央の近傍では揺れが小さくても、遠方に強い揺れが伝わり、今回も震央に近い三重県は有感地震を観測した地点がなく、最大震度4は茨城県と福島県で観測されました。規模の大きな地震では震度5弱を超えるような揺れとなることもありますので、注意が必要です。 国内:千葉県北東部の地震で震度4 19日(月)0時02分頃、千葉県北東部を震源とするマグニチュード4.1、深さ27kmと推定される地震が発生しました。この地震で千葉県長南町で最大震度4、茂原市、大網白里市、いすみ市などで震度3を観測しています。 千葉県北東部を震源とする地震は2020年5月以来、2年7か月ぶりです。地震のメカニズムは北西ー南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と解析されています。</p>