<p>次世代MSXプロジェクト第1弾「MSX0」のクラファンがついに開始! 29,999円より。「ザナック MSX版」、「麻雀(アスキー)」を収録</p><p>次世代MSXプロジェクト第1弾「MSX0」のクラファンがついに開始! 29,999円より。「ザナック MSX版」、「麻雀(アスキー)」を収録 #MSX3 #MSX0 #西和彦</p><p>ホビーパソコンMSXの生みの親 西和彦氏が主導する次世代MSXプロジェクトの第1弾「MSX0」のクラウドファンディングが2023年1月15日、大手クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」でスタートした。支援額は29,999円からで、プロジェクトEGGの1ヶ月利用券も付属する。目標金額は5,999万8000円だ。ただし、All-in方式で実施されるため、目標金額に満たない場合もプロジェクトは実行され、リターンも必ず届く。</p><p>基本モジュールは、MSX0 Stackの基本的なハードウェア関連のパーツで、以前の記事で解説したものとほぼ同じだが、M5Stack電池モジュールは前回の記事には出ていないので、説明する。M5Stack電池モジュールは、Facesのボトムベースを使わずに、M5Stack Core2に直接合体させて使うためのモジュールで、キーボードやジョイパッドが不要なIoT用途で使う際に便利だ。 【M5Stack電池モジュール】 全てのプランに付属するM5Stack電池モジュール。M5Stack Core2の底面に合体して使う電池モジュールで、500mAhのリチウムポリマーバッテリーが内蔵されている Groveセンサーが10個付属 これまでの記事では明らかになっていなかった重要なポイントとして、Groveセンサーが挙げられる。これは、MSX0がIoT向けプロダクトであるという方向性を示すものとなる。Groveとは、seeed studioが開発しているセンサーやアクチュエーター(モーターのように動力となるパーツ)の規格である。Groveに対応しているセンサーやアクチュエーターは数百種類もあり、さまざまな用途に対応できる。基本セットのPLAN Aには、音センサーや光センサー、温度&湿度センサー、3軸加速度センサー、気圧センサーといった基本的なセンサーのほか、LEDやブザー、有機ELパネル、ボタンなども付属しており、MSX0 Stackに接続して、センサー情報を読み取ったり、LEDを点灯させることもできる。 【PLAN Aに含まれる10個のGroveセンサー】 音センサーや光センサー、温度&湿度センサー、3軸加速度センサー、気圧センサーのほか、LEDやブザー、有機ELパネル、ボタンなども付属する MSX0 Stackには、Groveセンサーを接続するためのGrove拡張ポートが用意されている 付属ゲームは「ザナック MSX版」と「麻雀」。さらに追加も? GAME Watch読者の関心が高いであろう付属ゲームだが、コンパイルの「ザナック MSX版」とアスキーの「麻雀」の2本は確定で、さらに追加タイトルも予定されているようだ。また、D4エンタープライズの「プロジェクトEGG」の利用券も付属するとのことで、プロジェクトEGGで公開されているMSX/MSX2/MSX2+タイトルのうちいくつかがプレイできるようだ(利用にはクレジットカードが必須、利用可能なタイトルは選定中)。 さらにオリジナルストラップやシールといったおまけもついてくる。 前述したように、今回のクラウドファンディングでは、基本セットのPLAN Aのほか、PLAN BからPLAN Gまで6種類のオプションプランが用意されている。各プランの構成は以下の通りだ。 PLAN B(39,000円):PLAN A+MSX0 Stack core2 MSX開発キット PLAN C(34,000円):PLAN Aに付属するGroveセンサーを20個に変更 PLAN D(42,000円):PLAN Aに付属するGroveセンサーを40個に変更 PLAN E(45,000円):PLAN A+LTE通信モジュール(センスウェイ製) PLAN F(40,000円):PLAN A+LoRaWAN通信モジュール(センスウェイ製) PLAN G(40,000円):PLAN A+PoEモジュール どのプランでも基本セットのPLAN Aのパーツは全て含まれており、追加モジュールやセンサーが付属することになる。LTE通信モジュールは、携帯電話通信網を利用してインターネットにアクセスするためのモジュールで、LoRaWAN通信モジュールはIoT向けの省電力長距離通信規格「LoRaWAN」を利用するためのモジュールである。また、PoEモジュールは、イーサネット(有線LAN)経由でネットワークに接続するだけでなく、電力供給も可能にするモジュールだ。 センサーでいろいろ遊んだり、何か作ってみたいと思っている人は、PLAN CやPLAN Dが、インターネットに接続して本格的なIoT機器を作ってみたいという人には、PLAN EやPLAN F、PLAN Gがオススメだ。 【PLAN Cには20個、PLAN Dには40個のGroveセンサーが付属】 PLAN Cには20個のGroveセンサーが、PLAN Dには40個のGroveセンサーが付属するため、いろんな実験が可能だ リターンが少し先になった分、付属ソフトウェアの完成度の向上はもちろん、付属ゲームの追加なども期待できそうだ。</p>