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わたしたちはみな、すこしでも幸福になろうと懸命に努力している。だがそれは、巧妙に仕組まれた「罠」だと述べるのが、エドガー・カバナス、エヴァ・イルーズの『ハッピークラシー 「幸せ」願望に支配される日常』(高里ひろ訳、みすず書房)だ。 カバナスはスペインの心理学者、イルーズはイスラエル…